【感謝】NVIDIA CEO「日本のセガは恩人…最初のチャンスを与えてくれた」＝韓国の反応

2025-02-02

【感謝】NVIDIA CEO「日本のセガは恩人…最初のチャンスを与えてくれた」＝韓国の反応という記事をご紹介します。

引用・https://www.fmkorea.com/

ジェンスン・フアン「セガはNVIDIAの恩人…最初の機会を与えてくれた恩は忘れない」
2025.01.23｜午後6:36

NVIDIAのジェンスン・フアン最高経営者（CEO）が6日「CES2025」で基調演説をしている。

「NVIDIAの始まりはセガと共にしました。セガはNVIDIAに最初の大きなチャンスを与えてくれました」

日本を代表するゲーム業者であるセガが最近YouTubeに公開した映像がグローバルテック業界で話題になっている。世の中で最も忙しい人の一人に挙げられるNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが「恩を返したカササギ」を自任して目を引いた。動画でジェンスン・フアンCEOは「NVIDIAの最初の半導体『NV1』をゲーム『バーチャファイター』に適用することができた」とし「今年バーチャファイター30周年を祝う」と話した。

ジェンスン・フアンはゲーム用グラフィック処理装置（GPU）を人工知能（AI）学習用に発展させ、グローバルAI産業を主導している人物だ。彼がセガに祝賀映像を送ったのは2017年に受け取ったEメールが契機になった。ウォールストリートジャーナル（WSJ）によると、当時、セガ米国法人CEOを引退し、コンサルティング会社を運営していた入交昭一郎が、ジェンスン・フアンCEOに約20年ぶりにメッセージを送った。「日本でAI関連セミナーを準備しています。日本を訪問して企業家を対象に講演をしていただけるか知りたいです。お忙しい時間お邪魔して申し訳ありません。私のメッセージを読んでくれて本当にありがとうございます」

ジェンスン・フアンCEOは翌日、返事を送った。「NVIDIAの初期にセガと働いたことは、私の人生で幸せな思い出の一つです。過去の借りを返します。入交さんのためなら何でもします」

これは、ジェンスン・フアンの性格を最もよく示すエピソードとして挙げられる。「恩は必ず返し、冷遇には必ず懲らしめる」という話が出るほどジェンスン・フアンCEOは事業初期の困難を革新の動力にすることで有名だ。セガは恩恵を施した側に当たる。1993年にNVIDIAを創業したジェンスン・フアンは何度も危機を経験した。1995年「NV1」というゲーム用GPUを出したが、多様な機能にもかかわらず価格が高いという理由で凄惨な成績を出した。販売量が2000個余りに過ぎなかった。

電子業界関係者は「ジェンスン・フアンが1990年代にグローバル半導体および電子業界を主導した米国、日本、韓国の主要企業を全て訪ねた」とし「台湾系米国人が作ったスタートアップに注目するところが多くなく、ほとんど門前払いした」と話した。最大の山場を迎えたその時、セガが救援の手を差し伸べた。セガの次世代ゲーム機に入る「N2」契約を獲得した。しかし、当時コンピューターのゲーム利用環境標準が変わり、ほとんど廃棄処分するしかなかった。ジェンスン・フアンは入交CEOを訪ね、このように話したという。「今回の契約は守れないが代わりにNVIDIAに投資すればさらに良いGPUを供給する」

入交CEOが日本本社を説得し、セガはNVIDIAに500万ドルを投資した。このお金でジェンスン・フアンは「リバ（RIVA）128」と呼ばれる3番目の「NV3」を作って大ヒットした。NVIDIAは2022年までゲーム用GPUが主力事業だった。当時の売上の46%を占めた。今はAIデータセンターに装着されるAI加速器事業の比重が圧倒的に大きくなった。昨年第4四半期基準のデータセンター部門の売上比重は83%に達した。