韓国人の国民性についてのご紹介

韓国の国民性の1考察について

次の論文を一読いただくと、その概要が俯瞰できるかと思いますのでご紹介いたします。そのほかにも、

 

 

依頼行動と感謝行動の<関係>に関する日韓対照

尾崎 喜光 独立行政法人国立国語研究所

こちらか「https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/8/1/8_KJ00008440094/_article/-char/ja/」ダウンロード可能です。

 

 

少し古い論文ですが、臨床実験を行ったものとしては、なかなか価値ある内容ではないかと思慮します。その抄訳は次の通りです。

 

対人的距離意識に関する日韓の違いを把握するために,両国の市民(東京・大阪・ソウル・プサン在住者)を対象にアンケート調査を2003年に実施した.ある依頼場面を設定し,その状況で他者に対し依頼をするか否かを尋ねた.その結果,高年層においては,友達や知り合いになったばかりの人に対する場合,日韓で多少差が認められた.また,若年層においては,家族に対する場合,やはり日韓で多少差が認められた.しかし,全体としては日韓で大きな差は認められなかった.また,そうした依頼を実行してくれた人に対しどのような反応をするか尋ねたところ,言葉でお礼を言うという回答が,中年層以下においては,家族や友達に対する場合,日韓で多少差が認められた.しかし,全体としては,日韓でやはり大きな差は認められなかった.これに対し,依頼と感謝の<関係>を分析したところ,ソウルに特徴的な傾向が認められた.すなわち,依頼できない友達がもしそれをしてくれた場合,依頼できる友達がそれをしてくれた場合よりも,感謝を口に出して言う人の割合が低くなる.これは,日本では認められず,また同じ韓国でもプサンには認められない現象であった.

結論からすると、人間関係の一側面を調査する上で、対人への依頼に着目して、依頼方法や相手、さらには、依頼後のお礼などの考え方を比較したものです。

その結果、大きな差異が両国民ではみられなかったと結論付けております。

 

そのことからも、両国での交流においては、日本人、韓国人の分け隔てを考慮せず、自らの行動様式を継続することで十分に、不快な思いを与えないような行動となることと言えます。

 

その他、国民性を比較した書籍などもあります。例えば、

日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか (徳間文庫) 文庫 – 2014/3/7

黄 文雄 (著) 等は比較的販売数が大きかった書物で、面白可笑しく読み進めることができる点ではお勧めの1冊です。

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