韓国人「やっぱり大谷は凄い…アメリカ・韓国の経済政策まで変えた男」

アメリカで増加する「いま買ってあとで払う（BNPL）」による「幻の借金」… 専門家はいつ問題を引き起こすか分からないと警鐘（海外） 大谷さんの後払い方式が節税で話題にっているから、こういったテクニカルの問題がクローズアップ・

アメリカでは2023年、金利の高いクレジットカードに代わるものとして「後払い決済（Buy Now, Pay Later: BNPL）」が人気を博した。

こうしたローンのリスクは高く、ホリデーシーズンが終わった今、その多くが返済期限を迎えている。

これらの負債も経済の重荷になる可能性がある。ただ、誰もBNPLの実態を把握していない。

流行りの購入資金の調達方法の1つが、アメリカ経済を再び悩ませようとしている。そして、これがどのくらい大きな問題なのか、誰も分かっていない。

2023年後半は個人消費が景気を押し上げたが、その大きな要因の1つが「いま買ってあとで払う」、BNPLとも呼ばれる分割払いの増加だった。ただ、こうした"事実上のローン"がどのように扱われていて、アメリカの消費者にどれほど浸透しているのか誰にも分からないため、「幻の借金（phantom debt）」と呼ばれている。

ウェルズ・ファーゴが12月に公表したレポートで、同社のエコノミストは2021年のBNPLのローンが総額244億ドルと、同年のアメリカのクレジットカード市場の規模の約2.5％にあたると報告している。これは2019年と比べて1000%の増加で、この数字は今、もっと大きくなっている可能性がある。

実態がほとんど分からない理由の1つとして、フィラデルフィア連邦準備銀行は2022年、BNPLを取り扱う企業が信用機関に報告しないことが多いことを挙げた。

その上で「BNPLのローンは現在、主要な信用調査機関のいずれにも報告されていない。激しい競争環境の中で、各社がデータの共有に消極的なのは無理もない」とした。

あまりに多くの消費者の負債が雪だるま式に膨らめば、こうした"分割払い"もアメリカ経済にとって問題になりかねない。