日韓の対日韓に対する好感度を形成する要因(学術研究から)
日韓の対日韓に対する好感度を形成する要因
どんなことでそういう考えになったのかを分析しています
以下の文献を紹介いたします。内容については、要約を記しております。各種先行論文はいくつもありますが、最新の調査論文となりますので、当サイトの韓国人の反応を見る上で、非常に参考になると思います。
日本と韓国の相手国への好感度を形成する要因
——高校生・大学生・一般人の世代別比較—— 金 庚 芬∗,崔 宰 栄∗∗,関 崎 博 紀∗∗ 姜 錫 祐∗∗∗,梁 吉 錫∗∗∗ 國 生 和 美†,金 志 姫∗∗∗ ∗明星大学(Meisei University)∗∗筑波大学 (University of Tsukuba) ∗∗∗韓国カトリック大学校 (Catholic University of Korea) †韓国東國大学校 (Dongguk University, Korea)
では、韓国の人が日本への感情について、
日本及び,日本語に対する好 感度は低いものの,日本語学習や日本訪問など日本と 関連する経験の有無が日本や日本人,日本語に対する イメージと強い相関があることなどが明らかにされて いる.なお,相手国に対するイメー ジに言語学習経験が影響することは,各種先行論文からも証明されている。 特に,韓国人大学生による日本人に対するイメージ には,日本語学習経験の有無によって異同があること や,その相違点は,日本(語)関連の授業から得る知 識,日本人との対人コミュニケーション経験,対日情 報源の多様性などが要因となっていることが指摘され ている。
つまりは、少しでも日本文化や語学などを学習、触れた人は意外とそうでない人に比べて好感度が上がるということが証明されています。ということは、市民の交流が日韓という国家間での関係の良好さに結び付くことが想定できます。
当サイトでの生の反応を知ることでも、少しでも疑似交流ができ、相互理解の深まりのきっかけとなることが期待できると思慮します。
他の先行研究
田辺俊介 (2011). 日韓のナショナル・アイデンティティの 概念構造の普遍性と異質性の検討—ISSP2003 デー タを用いた多母集団共分散構造分析—
原由美子・塩田雄大 (2000). 相手国イメージとメディ ア—日本・韓国・中国世論調査から—. 放送研究と 調査
姜錫祐 (2002). 韓国における日本語のイメージ—日本・ 日本人のイメージとの関連から—. 東アジアにおけ る日本語観国際センサス国立国語研究所国際シンポ ジウム